当院の皮膚科診療について
当院では皮膚疾患の診断と治療を行っています。基本的に保険診療であり、幅広い皮膚の症状をみています。平日(月・火・水・金)午前中のみの診察となりますが、女性医師が対応しています。
この地域にお住まいの方、通ってこられている方に起こる皮膚トラブルのかかりつけ医として、皮膚に関するどんな些細なご相談にも対応しています。皮膚疾患は患者様のお話をしっかりうかがうことが適切な治療に大きく役立ちます。そのため、当院では診療でお話をじっくりうかがった上で症状や原因に応じた治療法をご提案し、納得いただいた治療を行っています。また、皮膚トラブルの悪化や再発を防ぐためにはご自宅でのセルフケアも不可欠です。そこで当院ではセルフケアについても状態や季節、環境などに合わせて分かりやすくお伝えしています。どんなことでもお気軽にご相談ください。
皮膚科で多く見られる症状
- 湿疹
- かぶれ
- かゆみ
- アトピー性皮膚炎
- じんましん
- 乾燥肌
- あせも
- とびひ
- ニキビ
- 水虫
- 虫刺され
- いぼ
- ほくろ
- たこ、うおのめ
- おでき
- 巻き爪
- やけど
- 帯状疱疹
- 円形脱毛症
- しみ など
など
疾患のご紹介
うおのめ
うおのめは見た目が魚の目に似ているためにこの名称がついています。他に鶏眼と呼ばれることもあります。
角質層がクサビ形に増殖して、真ん中に半透明の角質の塊である角栓がみられ。周囲の角質が肥厚します。歩行時の強い痛みが主な症状で、足の裏の外周に近い部分や薬指・小指にできやすい傾向があります。押した場合よりつまんだ際の痛みが強くなることがあります。うおのめができる原因では、足の形に合わない靴を履く、長時間の立ち仕事、スポーツ、ケガなどがあり、同じ場所に機械的に刺激が繰り返し起こることで生じます。
表面を削って確認することで診断ができ、痛みの原因は中心のクサビ状になった角質ですから、その角質柱を円錐形に削ることで痛みが解消します。大きくて深いうおのめの場合、こうした治療を何度か繰り返す必要があり、再発しやすいため地道な治療が重要になります。
たこ
たこ(胼胝)は、皮膚の角質が肥厚した状態で、機械的な圧力や摩擦、衝撃がかかりやすい場所にできやすくなっています。足の親指の付け根、踵などにできることが多く、外反母趾など骨が出っ張っている部分にできることもよくあります。皮膚の表面が分厚くなり硬くなりますが痛みが出ることはほとんどありません。ただし、あまり大きくなった場合には痛みが生じるケースもあります。
再発しやすいため、足に合った靴にかえるなども必要です。
スキンケアのアドバイス
皮膚疾患の予防や再発防止にはスキンケアも重要です。また、当院では、乾燥肌(ドライスキン)、混合肌、肌荒れなどの肌に関する幅広いお悩みにも対応しています。皮膚のことで気になることがありましたら、些細なことでもお気軽にご相談ください。お肌の状態はお一人おひとりが異なりますし、ホルモンバランスや季節、環境などにより大きく変化します。当院では皮膚科医としてそれぞれの方に適切なスキンケアについて丁寧にアドバイスしています。なお、当院では手術・光線治療・レーザー治療は行っていませんが、シミに対するハイドロキノンクリームの販売は行っています。
皮膚科検査
アレルギー検査(血液検査)
ダニ、ハウスダスト、食物などに対してアレルギーがあるかどうかを採血で調べる検査です。
(小児には採血検査を行っていません)
カビの検査(顕微鏡による検査)
皮膚の表面を採取して、白癬菌(いわゆる水虫)・カンジダ(カビ)の有無を顕微鏡で調べる検査です。
皮膚の観察(ダーモスコピー)
特殊な拡大鏡のような器具を用いて、皮膚病変を詳細に観察する検査です。痛みは全くありません。